生理のお話~無月経の克服~
2016年 06月 03日
今日は無月経のお話。
二十歳の頃に一度生理が止まったことがあるIさん。
3ヶ月生理が無く、婦人科へ行きました。
「お薬飲んだら一週間後には生理は来ますから、もし来なかったときは病院へ来てください。」と言われ処方された薬を飲み始めると、一週間経たない間に生理は起こり、それ以来病院へ行くこともなく日々が過ぎました。
時は流れ、Iさん25歳の夏。再び生理が来なくなります。
3ヶ月が過ぎ、前回のように婦人科へ行ってホルモン剤で起こすことはしたくないと思い、ならばどうするべきなのかと方法が解らず半年が過ぎました。3ヶ月以上生理が止まると「無月経」と言われます。生理が始まってから止まった人を「続発性無月経」というそうです。
Iさん、とりあえず今の自分のおなかを知ろうと、治療目的ではなく検査で婦人科へ行きました。
「特に筋腫がある訳でもなく子宮に問題は無さそうです。ただ…人よりちょっと子宮が小さいかな~というのはあるけれど。」
ということだったので、今回はホルモン剤を飲むことは断り、自然に生理が起こるのを待つことを伝え、婦人科を後にしました。
けれど、それ以降も生理が起こることはなく、「このままで良いんだろうか。」と、ときに不安を感じていた頃にわごいちに出会います。
「おなかが整って元気になれば生理は必ず復活するよ。まずは自分のおなかを元気にするように、今の日々の過ごし方を改めていくよう自分で頑張ってみたらどお?」
と、わごいち院長に言われ、食べ物・運動など自分の生活を見直し、教わった“ハート呼吸”を毎日行い、改善に取り組みはじめました。
これは、I さんが18歳の時のおなかです。
この頃から遅れがちだったけれど、生理痛は生理が始まって以来全く無かったとのこと。
再び生理が止まった25歳の頃は、18歳の時より一層おなかはパンパンで段々腹にならないくらい張っていて、「ピールをジョッキで10杯は軽くいけてた、ゲップも出なかったし。今、思うとおなかの中はガスだらけだったと思う。」と、さ‥Iさんは言っていました。
実際、Iさんのおなかの中は胃拡張になっていて、ガスでパンパンに大きくなった胃が、ほとんどの場所を陣取っていました。
更に腸は、毎日お通じがあるとは言え、実は“隠れ便秘”。
処理しきれず溜まっている便を、次やって来た食べ物によって押し出している状態です。そんなおなかの状況なので、一番底にある子宮は押し潰されて当然‥。
もちろん子宮周りの血管も押し潰されて血流も悪くなります。
生理痛が無かったのが本当にラッキーとしか言いようのないおなかですが、そんな中で生理を起こすパワーが湧かなかったのかもしれません。痛みのサインを出すことさえ出来ないくらい子宮は元気を無くしていたのか‥もしくは、あきらめていたのか。
身長148.5センチの体重は47キロ、バストはCカップだったけれど、「周りの脂肪を寄せ集めて収めていただけだったように思います。」とIさん。わごいちで受けた食事指導で朝ごはん抜きを実践し、白米から玄米に変えて、大好きだったビールを絶ちました。
改善に取り組み始めて3ヶ月が経った頃、おなかが凹み始めます。まず、下腹から凹み、肋骨はくっきりとあばらが浮き出るようになり、広がりを実感します。
でも、まだまだみぞおちからおへそ位までボーンと出ています。
二十歳の頃に一度生理が止まったことがあるIさん。
3ヶ月生理が無く、婦人科へ行きました。
「お薬飲んだら一週間後には生理は来ますから、もし来なかったときは病院へ来てください。」と言われ処方された薬を飲み始めると、一週間経たない間に生理は起こり、それ以来病院へ行くこともなく日々が過ぎました。
時は流れ、Iさん25歳の夏。再び生理が来なくなります。
3ヶ月が過ぎ、前回のように婦人科へ行ってホルモン剤で起こすことはしたくないと思い、ならばどうするべきなのかと方法が解らず半年が過ぎました。3ヶ月以上生理が止まると「無月経」と言われます。生理が始まってから止まった人を「続発性無月経」というそうです。
Iさん、とりあえず今の自分のおなかを知ろうと、治療目的ではなく検査で婦人科へ行きました。
「特に筋腫がある訳でもなく子宮に問題は無さそうです。ただ…人よりちょっと子宮が小さいかな~というのはあるけれど。」
ということだったので、今回はホルモン剤を飲むことは断り、自然に生理が起こるのを待つことを伝え、婦人科を後にしました。
けれど、それ以降も生理が起こることはなく、「このままで良いんだろうか。」と、ときに不安を感じていた頃にわごいちに出会います。
「おなかが整って元気になれば生理は必ず復活するよ。まずは自分のおなかを元気にするように、今の日々の過ごし方を改めていくよう自分で頑張ってみたらどお?」
と、わごいち院長に言われ、食べ物・運動など自分の生活を見直し、教わった“ハート呼吸”を毎日行い、改善に取り組みはじめました。
これは、I さんが18歳の時のおなかです。
この頃から遅れがちだったけれど、生理痛は生理が始まって以来全く無かったとのこと。
再び生理が止まった25歳の頃は、18歳の時より一層おなかはパンパンで段々腹にならないくらい張っていて、「ピールをジョッキで10杯は軽くいけてた、ゲップも出なかったし。今、思うとおなかの中はガスだらけだったと思う。」と、さ‥Iさんは言っていました。
実際、Iさんのおなかの中は胃拡張になっていて、ガスでパンパンに大きくなった胃が、ほとんどの場所を陣取っていました。
更に腸は、毎日お通じがあるとは言え、実は“隠れ便秘”。
処理しきれず溜まっている便を、次やって来た食べ物によって押し出している状態です。そんなおなかの状況なので、一番底にある子宮は押し潰されて当然‥。
もちろん子宮周りの血管も押し潰されて血流も悪くなります。
生理痛が無かったのが本当にラッキーとしか言いようのないおなかですが、そんな中で生理を起こすパワーが湧かなかったのかもしれません。痛みのサインを出すことさえ出来ないくらい子宮は元気を無くしていたのか‥もしくは、あきらめていたのか。
身長148.5センチの体重は47キロ、バストはCカップだったけれど、「周りの脂肪を寄せ集めて収めていただけだったように思います。」とIさん。わごいちで受けた食事指導で朝ごはん抜きを実践し、白米から玄米に変えて、大好きだったビールを絶ちました。
改善に取り組み始めて3ヶ月が経った頃、おなかが凹み始めます。まず、下腹から凹み、肋骨はくっきりとあばらが浮き出るようになり、広がりを実感します。
でも、まだまだみぞおちからおへそ位までボーンと出ています。
それからも体重はぐんぐんと落ち、42キロから44キロをウロウロ、バストがBカップに落ちたのは残念ですが、もともと脂肪だったろうから悲しくも通る道かと覚悟を決めます。
下腹の凹みと色んなダイエットを試しても減らなかった体重が減り出したことで、俄然やる気になったIさんは、歩く量を増やそうと自転車をやめて1日40分以上はウォーキングをし、階段一段飛ばしもビル5階分以上を毎日欠かさず行いました。飲みに行った後にコンビニに寄っては、つい買って食べてしまっていたハーゲ○ダッツも止めて、、、
遂に、このおなかに!!
横から、
(←胸 です。胸もお尻もお肉が無いので前後ろが解りませんが‥。)
このとき体重は、39キロにまで落ちました。
ピークが52キロまであったときから考えると、
-13㎏!!
当然、胸もぺったんこ!!
Aカップ以下のあばら骨が浮き出ているだけになりました‥とほほ。
食事は上に書いた、
・ビールを止める
・糖分を極力取らないようにする
・朝ごはん抜きの実践
・玄米に変える
以外は、特に変えてはいないのです。
ごはんとお野菜中心の食事で、お酒は日本酒・ワインをたしなみ、時には外食で好きなものをいただくし、参‥Iさんの大好物のコロッケを食べる日だってもちろんあります。
グングン落ちた体重は、39キロより下に落ちることはなくストップしました。
半年ほどは見た目もガリガリで、親や友人からはさすがに「変なダイエットとかしてない??もっと太らんなアカンよ。」と言われましたが、しっかり食事は食べているし、何より自分の体調がすこぶる良いのです。
冷え性も無くなり、体が軽くて軽くて、数時間歩いても全然疲れない、「体ってこんなにも動くもんだったんだ‥。」と自分の体力が上がっていく実感があったので、体重はあまり気にしていなかったそうです。
"自分が自分の体をどう感じているか"
「元気、気分が良い、良く眠れて目覚めが良い、行動に移るのが速くなった」など、その体の感覚を大事にしていたと言います。
そして、再び体重が変わりはじめます。
おなかは凹んだままなのだけれど、バストに再びお肉が付き、お尻や二の腕も女性らしい丸みが出始め‥
41キロに体重が再び乗ったとき、1年8ヶ月ぶりに生理が復活しました。
そう、このIさんは他でもない私、池田参尽です。
今の私のおなかです。
わごいちに弟子入りし、生まれて初めて私は自分のおなかのことを考えました。
それ以前は、両親が丈夫な体に生んでくれたお陰で大病をすることもなく、体に意識を向けずとも元気に過ごすことが当たり前にできていました。
1日3食、「お腹いーーーーっぱい!!」になるまで食べ、11時と15時にはおやつを食べ、夕食後にはデザートを食べ‥
お水を飲むことはほとんどなく、コンビニで500mlの紙パックで売っているカフェオレ・ミルクティー・ココア・イチゴオレを水変わりに飲み、夜になったらアルコールを。
キンキンに冷えたジョッキの生ビールに始まり焼酎をロックで飲んで、その後はチューハイで〆る‥
病気になっても誰もこの人には同情しません‥と、言うような日々を送っていますね。
酷い‥酷すぎる、これを書きながら豊穣コースでおなかを触っている方々の顔が浮かぶ。
どの面下げて「パン食べちゃダメですよ!」とか「ビール飲んじゃだめですよ!!」て叱ってるんだろうか…顔から火が噴き出そうに恥ずかしい‥穴があったら入りたい。
特にどこにも痛みは無く、下痢はしやすいかなという程度でお通じも問題なし、常飲する薬はキャベジンとビオフェルミン。
朝起きてちょっと胃がムカムカするときはキャベジンを飲んですっきりしたら朝ごはんを食べ、下痢をすればすぐにビオフェルミンを飲んで、次の食事もおなかいっぱいになるまで食べる。
このままじゃダメだと1年以上も生理を止めて、一生懸命に体は警笛を鳴らしていたのに「生理来なくてラッキー。」でやり過ごしていました。
「今が良ければそれでいい。」どうしようもない人間の生き方です。
もし、わごいちに出会うこともなくあの日々を過ごし続けていたなら私はどうなっていたでしょう…
私のおなかはどうなっていたでしょうか。
今の自分の体は他でもない自分が作っています。
無月経である私を作っているのは私です。
「あれ?」と思うサインを、不調の兆しを、どこかで怯えていたのかもしれません。
自分のおなかと向き合ったら私は、今の私のままでやり過ごせなくなる‥と、必死のおなかの警告を無視し続けたのです。
おなかと向き合いませんか、誰のものでもあなたのおなかと。
気付いたそのときから始まりだから、「もっと早くに気付いておけば良かった。」と言うことは無いのだと。
気付いたそのときから始まりだから、「もっと早くに気付いておけば良かった。」と言うことは無いのだと。
そう、私は思います。
池田参尽
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by wago-ichi
| 2016-06-03 15:05
| 症例・内臓系