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痩せていることは悪いこと?

最近、巷では「痩せている=病気」の方程式が色濃く出ているように感じます。

わごいちでは、太りたいという理由から通院を始められる人も多いです。
「胃下垂だから太れない」との見解からネットで調べるうちに、わごいちがヒットするようです。




太る体質で、おなかがぽっこりしていて痩せたいと言う人が、頑張って生活改善・食事改善に取り組むうち、おなかが元気な状態になっていき、理想体重になるという成功例の実績を、わごいちは着実に積んでいます。


では、痩せ体質の人はどうか。


痩せ体質の人でも実績を重ねています。
ですが、太り体質よりも痩せ体質の人のほうがより注意が必要なのも事実です。


痩せ体質の人もちゃんと改善します。

ただ、改善への取り組みを頑張り、胃の痛みが無くなる、胃が軽くなる、空腹を感じ美味しく食事ができるようになるなど、良い変化も起こっていきますが、必ず通る道として「体重減少」があります。これが最大の関門になります。



なぜ「体重減少」が起こるのか。



痩せ体質の人は、これ以上痩せたくはないという思いから、これまでも、常に自分の内臓の処理能力を越えて、慢性的に食べ過ぎてきた人が多いです。

もしくは、太りたいという思いから、高タンパク質のものや高カロリーのものを食べてきて(そういった情報は山のようにあります。)、すでに内臓は相当なダメージを受けていて、慢性的に全身に浮腫み(むくみ)を貯めていることが多いのです。


改善へ取り組む際に、体からその余分な浮腫みが削ぎ落とされます。



その時、「浮腫みの分だけ」一時的に体重が落ちる。



一時的に体重が減った人は、「また太れますか??」と、不安げに聞かれることも多々あります。

体は健康になろうという過程の中で一旦浮腫みを削ぎ落し体重は減りますが、慌てず恐れず体が必要とする食べ物を食べ、適切な運動を重ねていくことで、しばらく時間を置いてからまた体重は少し増えます。この少し増える体重は、浮腫みの体重ではなく、本当の筋肉や骨の増量分なのです。

ただし体が再び、内臓機能を回復し、骨を丈夫にし良質なお肉を着けていく、ということは簡単ではない。とても地道に時間がかかることは覚悟しておかねばなりません。それまでの人生で、何十年もかけて痩せ体質を作ってきたのですから。


太り体質の人も痩せ体質の人も、基本は改善に向け、ほぼ同じ道を進みます。

内臓の機能を取り戻す為、まずは内臓機能の回復を図り、胃を休めてあげる…そうすることで体重が減少し始める、この改善への道が痩せ体質の人は簡単には進めない。

太り体質の人ではこの体重の減少は喜ばしく益々やる気へと繋がりますが、痩せ体質の人はそれが喜ばしくありません。


つい、食べ物に手が出てしまう。
胃を休ませないと…と解っているのに、習慣で、もしくは体重減少を止めたくて、食べ物を口にしてしまう。

また、「やってしまった…。」と同じことを繰り返し、自己嫌悪に落ちる。
それは、太り体質の人も痩せ体質の人も似ているところかもしれません。

ただ、何より違うのは、その繰り返しが痩せすぎの人にとっては負担であるということ。

太り体質の人は、リバウンドで体重が増えてを繰り返し、後悔することになるのですが、痩せ体質の人は、それが益々、内臓にダメージを与えて、消化吸収の力がガクンと落ち、体重がまたしても減ってしまう。

その数字を見たときの恐怖は、相当なものだと思います。

増やしたいはずの体重が、増やしたいからこそ食べたはずなのに、体重が減っていく事実。


一方、そんな痩せ体質の人をヨソ目に「食べないといけないよ。痩せすぎは危険だよ。」と周囲が心配するという流れは、一層加速しているようです。皆さん痩せ体質のことは詳しくありませんから(管理栄養士の先生方もメタボには詳しいが痩せ体質はわからないと言います)、とりあえず浮腫みでもなんでも太ればいいと思いがちなのです。

ご高齢の方には尚更、「痩せている=病気」の方程式をアピールしているように感じてしまうことがあります。高齢になって痩せるのは、ガンの可能性が…とか。決してそうばかりではないのですが。。。。



痩せで悩む皆さん、自分の目を、自分の感覚を信じて見てみませんか?
体重計の表す数字ではなくて。

周りの人は、表面だけを見て「あの人すごい痩せたね。」と終わるのではなく、その顔色を見る、声の張りを聞く、その変化をちゃんと知ろうとしてみませんか。

わごいちで痩せ体質改善中に一度体重が減少するときがあると書きましたが、この時、体重は減っても体調は以前より良くなっていると皆さん言います。体重という数字を取るか、体調という感覚を大事にするか。


今まさに自分の人生と体を見つめ直し、体調管理に取り組まれている方たちが居ます。
年齢に関係なく、変われる、変わりたい!と自分の底力を信じている方たちがいます。


その力を私たち人間は皆平等に持っているのだと思います。


ただ「痩せている」という、その表面を取り払うと、その奥にあるエネルギーが見えてくるのではないでしょうか。
芯にある強さ、内から光る輝きが見えてくるのではないでしょうか。

私の知っているおじいちゃんは、細かったです。
おじいちゃんの若い時の写真も細かったです。
素人相撲で相当な腕前だったというおじいちゃん。

お百姓さんをしていたおじいちゃんは関取とは正反対の細い体でしたが、お米作りと畑仕事で年中体を動かし、頑丈な体を作って84歳まで、元気に生きました。その体の内から湧く気迫はとても強く、子供だった私にとってはおじいちゃんは怖い人でした。



これから、ますます世の中は、「食べないといけないよ。痩せた体じゃ病気になるよ。」という風潮は一層‥より一層強くなるでしょう。

情報ばかりを追うと振り回されて、食べても太れない、と自分を責め、自分を信じられず生きる気力を失います。それは、最悪の人生になり兼ねません。



だから一時の体重減少にとらわれずに、地道に頑張っていきましょう。
大事なのは数字ではない。その数字に囚われることから解放されたら、改善に向かっている感覚を、ご自身でも感じることがあるはずです。



それが何よりの証拠なのですから。




最後に、ただ体重減少することが良いというものではありません。
わごいちでおなかを触れながら、改善に取り組む中で減少が起こった場合のことです。体重はとてもデリケートな問題です。
真剣に痩せ体質で悩まれている方は、安易に自己管理で行われずに、一度わごいちにご相談ください。


痩せ体質は、きっと改善できます。







池田参尽
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by wago-ichi | 2016-12-18 16:35 | 体質改善と生活習慣

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