おなか温かいですか??
2017年 07月 04日
朝、出勤前に寄らせてもらう難波神社でちょくちょく見かける風景。
何しているかわかりますか??
おそらく、日光で温かくなった地面におなかを当てて温めているのでしょうね。
考えてみると確かに、鳥は日差しを背中に受けることはできるのですが、おなか側を日光浴しようとすると、ひっくり返っておなかを見せないといけません。‥が鳥にとって致命的な体勢を取ることになります。
自由に飛べる羽はあるけれど、腕では無いですから、敵に狙われたときは無抵抗になってしまう体勢だからです。
そこで工夫をしたのでしょうね。ハラを見せずともおなかを温める方法、これぞ鳥界の岩盤浴。
この感じがたまらん可愛い‥です♪
動物は本能で知っていることが多いです。むしろ頭であれやこれやと考えない分とてもシンプルに体に良いことを行うのでしょう。
本能でおなかを温めることが健康を保つ上で大切だという事を知っている。
そう思うと私たち人間は恥ずかしいったらありゃしない。
おなかが元気で健やかであることが何より元気を作ることを知っているのに、こうして暑い季節になると、キンキンに冷えたビールをきゅーっと飲みたくなったり、氷をたっぷり入れた麦茶を常飲したり‥
あげくかき氷やアイスクリームの誘惑に負けたりなんかして、気付くとおなかを冷やす行為をあれこれ行っています。
なのに!!水シャワーは浴びれないと、心は簡単に折れたり‥。(鳥は水浴びもジャブジャブしますよ~。)
更に今の時代だからこそ大変だと思うことは、空調完備はどこも万全すぎるのです。
電車の中も、オフィスの中も、商業ビルの中も、スーパー‥スーパーなんて「私が生鮮食品かい!!」と突っ込みたくなるくらいの空調の冷やしようです。
自分の体を知らず知らずに冷やし過ぎているから、本来なら暑い季節に採れる旬のお野菜たち、トマトやキュウリやナスが「体を冷やすといけないから‥」と敬遠されて、それで前述のアイスクリームは食べる…。
ちょーっと待ったー!それじゃ本末転倒!!です。
そうして、夏で暑い暑いと汗をかいてわごいちにいらした方でも、いざ施術でおなかに触れると「わっ…冷たい!!」と感じること、結構あるんです。
鳥に習わないといけないなぁ‥
彼らは、たまごで子供を産むので人間のようにおなかの中で赤ちゃんを育てません。
けれど、産み落としたたまごはやっぱりおなかの下で温めます。
おなかが自分の体の中で一番体温が高いからです。そして、それだけじゃない何か力を秘めている場所だということを知っているのかも‥しれません。
暑くて布団をかぶらずに、ついついおなかを出して寝てしまうことがないように、ちゃんとおなかを包んでくれる寝巻を選んで、摂る水分は常温で。
日中の冷え対策を怠らないで、それでも冷えてしまったらしっかりと歩いて足を使い、おなかに元気な血を巡らせるようにして、アイスの誘惑に負け試合ばかり打たないように夏を乗り切りましょう。
夏こそ意外におなかを冷やすことが多いのですから‥。
池田参尽
by wago-ichi
| 2017-07-04 10:02
| 体質改善と生活習慣