工夫とはなんぞや
2017年 10月 21日
ある日の稽古のワンシーン。
稽古に参加していた会員さんたちが、井上指導員がスマホで撮影した丹足する姿を見ています。
この時はどうも足裏の密着が上手くいかず、出来ている丹足と出来てない丹足は何が違うのか、皆で研究しているようです。
この時はどうも足裏の密着が上手くいかず、出来ている丹足と出来てない丹足は何が違うのか、皆で研究しているようです。
自分の受けた丹足がしっかり密着してくれていて気持ち良い、ではその丹足と自分の丹足の何が違うのか‥
「(ビデオを)見ると明らかに違うんですよねー、ここが‥」と、言いながら堀井さん、井本道場会長の足裏で密着している面の広さを皆に伝えているようです。
丹足は生き方そのもの、その人の“人間性”で踏む、と言っても過言ではない言われています。
また、丹足への向かい方もそうなのでしょう。
私は、
「工夫が足りない」
と言われました。
「受け身でいても何も変わらない、自ら日常にヒントはないか、様々に起こる出来事を丹足に繋げて、自分で工夫していかないと何も変えられない。」
これは先日、師匠から言われた言葉です。
今日1日が終わったら、パーッと忘れる。寝て起きたら忘れている。
長らく、そんな生き方をしていたなぁと思いました。
私なりに試行錯誤して工夫していると思っていたけれど、全く持って出来ていないなかった。積み上げていくということや深めて行くということが果たして感性としてあったか??…と。
思考回路は、1日が終わった時点で閉店ガラガラ〜でした。
昨日を今日に繋げていく、今日が明日に繋がる、そんな風に考えを深めて行くことが…できない。
その日だけ必死に考えて、答えが出るものじゃなし、その出ないモヤモヤを寝て忘れてちゃ、なんにも積み上がらない、成長に繋がらない。
そんな自分の生き方を、丹足を通してようやく今、向き合い直そうとしています。
「なんで違うんだろう?んー…何が違うんだろう。」
そう言って、試行錯誤している会員さんたちは、
とっても楽しそうでした。
第2回段級試験については、丹足普及協会・千照館公式ブログから、ご確認ください。
池田参尽
by wago-ichi
| 2017-10-21 10:04
| 千照館・丹足