豆マメさんから大豆のお話
2018年 04月 23日
2月に書いた「体に良いものをとりたくて...」の記事の主人公となったお客様から、お便りが届きました。
体に良いものをとりたくて、一生懸命工夫を凝らしてとり続けたのは大豆でした。
大豆の及ぼす影響の大きさを実感された豆マメさん(そう呼ばせていただきます)、また更にお勉強を重ねられたようです。
私は、60歳代の女性です。
40年ほど前、虫垂炎の手術が原因で腸が癒着してしまい、腸閉塞になりかけ剥離の手術を受け、その手術が元でまた腸が癒着してしまっています。
以来、腸狭窄との戦いです。
海草類、きのこ類、葉菜類、ゴボウにこんにゃくetc、時には水さえも詰まります。
ですので、詰まりやすいものは、全てミキサー食でスープ風にして摂っています。
若い頃は、それなりに消化力や咀嚼力も有り、便秘も無難にやり過ごしてきました。
しかし、50代後半にさしかかると便秘がひどくなり、2週間出ないこともざらになってしまい、お腹はパンパン状態、腸の乗車率150%という具合です。
体重がどんどん落ち、39kgを割った時点でこのままでは危ないと死の影が頭をよぎりました。
そんな時、わごいちさんとご縁をいただき、今までの食生活や生活習慣を見直し自分なりに努力をしてきたつもりで5年目に突入しようとしています。
(もちろん、時々ハメをはずしてしまう時も有りますが・・・。)
食事がおいしくなり、体重も増え(良いのか良くないのか???)体調は良く生きていることが喜びです。
2月のある日、お腹がパンパンになり、まるで4年前の最悪状態に。
??? 何かいけないもの食べた?
甘い物ノー。油物ノー。食べ過ぎノー。(少しあるかも?)原因がわかりませんでした。
4日後にわごいちさんだったので、食事を控え気味にし何とか滑り込みセーフ。
原因は、何と /お豆 /だったのです。
少しでも体に良いものをと、毎夕食に納豆、日常にも豆腐や黄な粉、高野豆腐、豆の煮物、豆ご飯、自家製パンにも大豆粉を入れるなど大豆製品を積極的に取り入れていました。
ところが、大豆の摂りすぎで私のお腹はガスが溜まり、悲鳴をあげてしまったのです。
私の体は、こんなに栄養の詰まったものは要らないと拒否をしたようです。
どうか皆様もご用心を!
大豆にはとても強いアクがあり、お味噌のようにじっくり発酵させてようやく無毒化されるほどなのだとか。
ミネラルを破壊する働きがあったり、消化を妨害する働きがあったりすることも知りました。これらアンチニュートリエントと呼ばれる成分は、浸水することで水に成分が移るそうです。
牛乳を豆乳に代替するのがちょっとしたブームになりましたが、豆乳は大豆を浸けた水ごと搾るそうなので、とり過ぎには注意した方が良さそうです。
私は体調が悪かった時にいつものようにガブガブと豆乳を飲んだ後、急に気分が悪くなって吐き続けた体験をしてからというもの、豆乳恐怖症になってしまいました。
大豆のパワーに私は打ち勝てなかった...と思っていましたが、とりす過ぎればどんな元気な方でも陥る可能性のある、大豆の破壊力です。
「美味しい」からこそ、「体にいい」からこそ、適度な摂取がとても大事になるのだと知りました。
大豆も厳しい自然界で生き残るため、我が身にアクをかかえているわけです。食べられるために実となったわけではないのですから。
知っていれば回避できることはたくさんありますし、不安にならなくて済みます。
失敗しながら自分の体験をもって地道に知っていくのが一番着実なのかもしれませんが、せっかく身近に失敗した人がいて、その失敗について検証して教えてくれるのなら、やっぱり有り難く恩恵を受けたいと思います。
「ここまでのおなかの状態になるには、絶対何か原因がある!」
あの日の施術の時、そう言って一緒に振り返り、苦心しながらも解明できて本当に良かったです。
豆マメさん、体を張った体験談をありがとうございました。
井上紙鳶
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by wago-ichi
| 2018-04-23 10:33
| わごいちのお客さま