和合一致



カテゴリ:マイプライベート( 56 )


本当に大切なもの



私には大好きな友人がいます。

彼女とは美容の専門学校の時に出会いました。
一緒におバカなことをいっぱいやって過ごしました。

(海辺でスイカ割りをして、割ったスイカの種を顔にいっぱい張り付けて、写真撮影をするとか‥。)

彼女は今も現役美容師。けれど在学中の成績は落ちこぼれで追試を受けることもしばしば‥。けれど今ではそうして身に付けた彼女の技術を求めて、沢山の女の人や男の人、そして子ども達がやってきます。

しなやかだけれど決して曲げない芯は強く、それがとても魅力です。
私が美容師という職を離れてからも、彼女とは何かと縁があってこうして今も笑い合えています。


一度全く交差しない時があり、今となってはその空白があったことも忘れてしまうくらいの短い時間だったんだけれど、その瞬間はそれぞれが一生懸命、自分の人生をもがいていたのだと思います。

このままではいけない‥と、でもお互いに頼ることは甘えだと、下手に首を突っ込んだところで、救える訳じゃない。救いを求めている訳じゃない、お互いに。

そう思っていました。

いつか必ず笑い合える瞬間を一緒に過ごせるようになるから、その為には人の事に首を突っ込んでいる場合じゃない。私は私で向き合って自分自身で乗り越えるしかないんだ‥と。


そして何時からだろうか。お互いに何を言った訳でもないけれど、再び一緒の時間を過ごすようになったのは。

一緒に綺麗な景色を見て感動し、一緒に美味しいものを食べて喜び、幸せな瞬間を共に味わっています。

そんなある日、彼女の口から「わごいちに通院したい」と台詞が出たときはとてもとても嬉しかった。

整体師の道を選んだ中には、

「いつか体を壊すときが来るかもしれない‥。その時に、そうして悩む大切な友人を救えるように、私はこの道で頑張って行こう。今すぐは私の力は必要なくても必ずその日はやって来るはずだから。」

という想いがありました。

美容師としてやっていく上で、どれだけ体を酷使するかは身をもって知っていたから。


こうして、わごいちを通じてあの日の想いを返せることが出来たとき、私は本当に幸せでした。


自分が大切にしたいと思う人から、必要とされる瞬間はこんなにも幸せなんだとじんわり心があったかくなり、この幸せをもっと人に分けたい!!!と溢れる想いでいっぱいになりました。


人生を進みながら、進む道が別々になることは自然なことです。


月日は必ず流れていきます。
その流れの中で離れる瞬間があっても、またこうして一緒に時を過ごすようになれる。

思い出は「あの頃は楽しかった」と懐かしむだけではなく、リアルで更新され続ける
今を一緒に過ごしていられることに幸福を感じながら。


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彼女が大切に本気で守りたいものを精一杯抱えながら、階段をゆっくり下りる姿を見上げて、「ああ、幸せだ。」と噛み締めていました。











池田参尽
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by wago-ichi | 2017-06-21 10:24 | マイプライベート | Comments(0)

一世一代の嘘



今日は父の誕生日。

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紫陽花は父の大好きな花の一つ。紫陽花が咲く頃に父は生まれました。

申年の父は、生きていたら74歳。
今日は誕生日にちなみ、年齢にまつわる父のエピソードを。


以前、「父の大好物」の記事で書きましたが、私の父と母はトヨペットいう車の会社で出会いました。

父と母は年齢差が8歳。この時代にはなかなかの年の差婚。
父31歳、母23歳の時です。

2人が出会った当時、父が母をデートに誘うのですが、父は年齢を3歳偽り母とお近づきになったそうです。

私が知る限り、父は嘘が大嫌いです。子供の頃から兄も私も「嘘は付いたらあかん。」と何度も怒られてきました。

格好つける為に自分を偽ってなんてもっての他、その父がサバを読むなんて…よっぽど母に惚れてしまったんだと思います。


母はこう言いました。

「5歳以上離れてたら、もう価値観も全然違って大変やと思ってん。お父さんはギリギリ大丈夫と思ってお付き合い始めたのに…騙されたわー。」と、笑います。

…と、言う事はこの当時の父が年齢を偽らなければ、母は父を恋愛対象として見ることもなく、結婚話へももちろん進展せず、兄と私は生まれることもなく、甥っ子たちに命が繋がることもなかった‥と思うと・・・


お父さん!ファインプレー!!

そんなのすぐにバレるんじゃないかと母に聞き返すと、どうやら父の3歳下の妹の生年月日や干支を言っていたそうです。聞いたらすぐ答えるし嘘とは思わなかった、と。

その後デートを重ねる内、話してくれる話題はとっても面白いのだけれど、どうも世代のズレを感じる話題に母がおかしく思い、「実は…」と父は本当の歳を伝えたそうです。

けれど、その頃にはもう年齢など関係ない絆が生まれて(‥いたと信じたい)、父からのプロポーズを受けたそうです。


父のその嘘がなければ、無かった今。





いや‥本当は正直者の父は、騙すことに申し訳ない気持ちや、バレたらそこで縁が切れるかもしれない…と、内心とてもヒヤヒヤしていたと思います。

それでも必死に嘘を付いてでも、成就させたかった母との恋。


父の人生、一世一代の大勝負。
ここ一番の大逆転劇。


嘘が大嫌いな父が、ここだけはと付いた嘘は、運命を引き寄せ、母との歯車は回りはじめます。

この父母の恋愛エピソードを聞いて、「父、やるやん!!」と感動した私は、嘘を付いてでもどうしても手に入れたいと思うほどに私を愛していくれる人と結婚したいなぁー‥とか憧れてしまったもんだから、今だ婚期は訪れません。。。





そののち、父と母は無事ゴールイン。

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結婚式は、大楠が見守る難波神社さんで挙げられました。
そう、わごいちの目の前の神社。


この世のご縁はどこでどう繋がるのか本当に解らないものです。
43年後に、この神社でこうして毎朝、手を合わせることになるなんて。




父、ハッピーバースデイ!!
父のように、面白くおかしくするユーモアを忘れず人を喜ばせ、自分の人生を“まっすぐに”進みたいです。










池田参尽
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by wago-ichi | 2017-06-04 13:54 | マイプライベート | Comments(0)

人を救いたいと思うことは…


先日の仕事上がり、師匠に遊びに連れ出してもらいました。

女将さんから、是非良ければとのお誘いで、JR吹田駅までやってきました・・

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サンクスエイジングゴスペルカンパニーと、いう団体が企画開催された音楽イベント・・


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遠いアフリカと日本を、音楽で繋げようというイベントです。

ケニアのナイロビのスラム街キベラ(アフリカ最大規模のスラム街と言われている)にある、マゴソスクールという孤児たちの学校から、歌って踊れる校長先生がいらっしゃるとの事。

音楽と一緒に、アフリカの今の現状やスラム街のお話、ご自身のスラム暮らしから校長になられたお話から、孤児救済のエピソード、子供たちに勇気や希望を与える活動を伝えていただきました。

29年アフリカに住み続け彼らと一緒に救援活動に取り組まれている日本人の早川千晶さんという方とともに、スラムを内側から変えていこうとする、アフリカで活躍されている人々の声を直に聴ける大変貴重なイベントでした。


そのイベントの一角にアフリカの子供たちが描いた絵が飾られていました。

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そこに、募金箱が置いてありました。「10円で子ども1人1食が食べれます。」と書かれていたその箱に、私はお札を1枚入れました。

私は食べることが大好きだから、食べることはとっても幸せな気持ちになって、力になる事を知っています。その欲が満たされない辛さも知っています。

ただ知らないのは、ひもじい思いをしたことはありません。明日食べるものに困った事がありません。どんな悪いことをしてでも食べものを得たいと考えないといけない経験をしたことがありません。

だからどんなに辛いかは経験では知らないけれど、弟子入りしてのち、朝ごはん抜きを実践に移すときには、「朝ごはん食べられないなんて辛すぎる‥きっとフラフラで倒れてしまう‥死んでしまうかも知れない!」と本気で思いました。

自分自身の食べ過ぎが原因で不健康になった体を元気にする為に、胃腸を休ませる必要があるからと1日の中でたった一食を抜くだけ、昼と夜は食べられるのに、それでも辛いと思ってしまった。

その気持ちの何千倍も、ひもじい思いをし、頼れる親も無く、たった1人で今日を生きる辛さを経験している子供たちのおなかが満たすことが出来る、この遠く離れた日本に居ながら‥と思い募金をしました。

なぜなら、そのお札はそもそもこのイベントのチケット代です。けれど、入口で師匠は当たり前に弟子の分を出します。いつもそうです、私たちにお金を使わせません。日々の食事も、こうして遊びに出させていただいている時も。

だから、私は本来なら自分がこのイベントを楽しむ為に払うはずのチケット代を募金箱に入れただけ。


でも、もし彼ら彼女らが、「私たちは過去にこんな事があったから、だからもうどうしていいか解りません。助けて下さい。」と、いう姿勢だったら募金箱にお金を入れていただろうか。。。

何より私が驚いたのは今日触れたアフリカの子供たちは、誰一人として、同情をして助けて欲しいなんて考えていないことです。

もう、このマゴソスクールに来たことで自分たちは助けられたと、そう感じているから、次は自分と同じ思いをしている誰かを助けたい‥と自分の夢に向かって強く進んでいる。まだ小学生の子供たちが。

この学校の卒業生が持つ夢の形はそれぞれで、障がいを持つ子どもたちを支援する先生をしたいという夢を持って、日本に留学している女の子が居たり、ミュージシャンとなってアフリカの今の状況を、沢山の人に聞いて欲しいと活躍している男の子が居たり・・・

そして、今通っている小さい子供たちは毎日みんな勉強したくてうずうずしている、何かしたくてうずうずしている、その中で誰かを助けたくて日々行動している。

ただその日を‥自分が今日1日を、生きることに必死だった小さな小さな子供たちは、この場所で自分が救われた経験をして、同じように辛く悲しい思いをしている人を助けてあげたいと自分の夢を描く。

みんなで暮らしていける居場所を得ることが出来て、外の広く大きな世界を教えてもらって、そしてみんなそれぞれに何かをしたいと思うから、日々の授業で学ぶことが楽しく、笑顔はキラキラし、活き活きしているのだと思います。


そうして、このイベントで触れることができた彼ら彼女らの生きる姿が一生懸命だから私は彼ら彼女らに惹かれ、溢れるパワーを応援したいと思い、同時に自分の生き方を振り返らせて頂いていました。

40代のリリアンという1人の女性が、20年前に「私1人でもやるわ!!自分と同じような思いをして傷ついている子供たちを助けたいの!!」と立ち上がり、当時12人の子どもたちを生ととして始まったマゴソスクールは、沢山の人の協力する力が集まり、今では600人の生徒を持つまでになっている、とおっしゃっていました。

決して、学校として経営力がある訳ではありません。

スラムに集まる親の居ない孤児たちや元ストリートチルドレンや虐待を受けて来た子供たちの学校です。

ですから、今回こうして企画開催して下さった日本へのツアーイベントであったり、日々の中ではアフリカの伝統の布を使って作られた衣類・小物やCDなどの物販で資金を得られています。

けれど、生徒の子供たちが増えていることを心底に喜んでおられます。またパワーが増えたと、笑顔が増えたと・・・と。そうして、子供たちだけでなく、大人も若者たちも、困った状況にある人たちが共にこの場所で共に力を合わせて生きている。


今日の機会をいただけたことを、本当に有難く思います。


イベントを企画開催して下さったサンクスエイジングゴスペルカンパニーの皆さん、ありがとうございました。


1人の「救いたい」の思いから始まった小さな取り組みが、何百人何千人を動かす大きなものになる‥その実現をされている人に、大きな感謝を込めて。



誰かを救いたいと思う気持ちは、人であれば本当に自然と湧いてくるものなのかもしれない。それが、特別なことで頑張らないと出来ないとなんとなく思われている今の日本の世の中が、ちょっとおかしいのかも知れない。

人を救いにたった1人で行く訳では無い。「たった1人でも私は救いに行くわ!!」という気持ちを持った1人1人が集まって、そして誰かを何かを救う大きな力になるのだと思います。








池田参尽
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by wago-ichi | 2017-05-22 14:40 | マイプライベート | Comments(0)

山よりでっかいシシは‥




「山よりでっかいシシは出(で)ん」

―『いくら獰猛なシシでも、大きさには限りがある』という例え―



この言葉は、子供の頃の私が自分よりも信じられるものでした。

小学校くらいから極度の緊張症で、発表会や参観など人から見られる行事ごとには、プレッシャーでカチンコチンに固まってしまう私に、母がいつもかけてくれた言葉でした。

子供ながらにその言葉を勇気にして、いざと言うときは乗り切ってきました。
過去の受験の時も、面接の時も。

けれど、どうにも本番になると弱いことは相変わらずな私。

なんでかなぁ~‥と思いながら、改めてこの言葉を思い出していたのですが、どうも私はこの言葉を理解し間違っていたように思えてきました。


いつからか、私は「山よりでっかいシシは出ん」という意味を、「猪は山にはいっぱい居るけれど、私は出会うことはない」と解釈していたのです・・・


「なんで!!??」と言うほどの間違いなのですが‥、思い込みって怖~い。


私は気持ちの浮き沈みが結構激しく、挙動不審になるふしがあります。



例えばある朝、


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(あ!!!茶柱が立った!!)

それだけで、なんでも出来そうな良い1日になる気がするぅ♪
…と思っていても、その茶柱が倒れると「あ‥もう、今日はやっぱりダメだ‥。」と、不安の心がすぐに生まれる劣等感の固まりなのです。

私、実は。(え!!気付いてました??)




あー‥私、ダメだな。

叱られたり、不安に思う事があると、心が後ろ向きになって、おなかの力がシューゥゥゥ‥と抜けてしまって、心に引っ張られてすぐに逃げ腰になってしまうのです。

気持ちに負けていると、私の丹足はすぐに崩れ、そうなる私に間髪入れずに注意する紙鳶さんが居る。

「そういう時だけ、その瞬間だけ参尽さんに目が行くんです。」と、そして私に"我に帰れ"と喝を入れてくれます。

丹足はおなかの強さを実感できると同時に、心の弱さも体現されてしまう。

逃げようのない動きだ、と改めて知る。

落ち着きがなくソワソワして、何か失敗するんじゃないかと不安は膨らみ、おなかの事なんて全く想いを向けられなくなっている。だから、おなかから頭にズドンと抜ける軸がブレる。

ようやく、やーっとそうなる自分を認められた今日この頃。

そんな時に、師匠が私に言いました。

「ソワソワしているのは、自分のおなかを信じていないからや。ちゃんと力は付いてきているのに。その自分を信じていない。」


山よりでっかい猪は出なくとも、私よりでっかい猪はいくらでも出てくるんだよ。それほどに山は大きい。

自分が山の中を進む限り、そういうものです。なのに私は、一体どう避けてその猪たちに出会わず進めると勘違いしていたのか。。。



あの頃に母が何度も言葉にして言ってくれた、


「山よりでっかいシシは出ん」

この真髄に、今日から逃げずに挑みます。

"あんたが山に居る限り、猪は出て当たり前。でも、どんな大きい猪も、山よりは大きくないからちゃんと見なさい。向き合いなさい。"


その為の準備を、日頃から積み重ねておくんです。


そうして日々をちゃんと積み重ねている、と自分で思えるのなら、「大丈夫!!だから、乗り越えて進める。」と自分を信じること。





お母さん、30年過ぎてようやく解りかけてきました。
‥そう言えば、今日は母の日ですね。








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by wago-ichi | 2017-05-14 10:16 | マイプライベート | Comments(0)

大自然の力ってすごい!!



ゴールデンウィークの後半は、わごいちファミリーの旅行に参加しました。
「先生方も休んでくださいね。」と皆様からお言葉をいただくのですが‥大丈夫ですよー。がっつり遊ばせてもらっていまーす!!

向かうは、2月にわごいち合宿を行った大自然の中へ。



着いた瞬間何をビックリするって‥


大自然の力。


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窓から、こんな景色が当たり前に見続けてしまえるなんて‥



私、市内の外れの商店街で育ち、学校が終われば公園で走り回り、決して家遊びばかりする子供ではなかったのですが、この大自然の中でたった2日間動き回るだけで、めちゃくちゃ気力を奪われました。

奪われるというか「負ける」という感じ。

5月の初夏を迎え、新緑がグングンと生命力を増し、冬眠していた動物たちが目を覚まし、新しい命が生まれる‥
匂い、感触、音‥冬の雪の積もる中では感じなかったたくさんの命を五感で感じます。


ザワザワと、ゾワゾワと。
師匠がブログで書いていた上田宮司さまの言葉、「新緑は神力」と言っていたことを思い出します。




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この日は、ご飯も女将さんと紙鳶さんがちゃちゃっと準備をしていてくれて、私はなーんにもやっていない、食べて飲んで寝ただけなのですが、夜の10時には布団の中へ。お嬢さんよりも早く寝息を立ててしまいました。。。


朝の8時までスヤスヤと‥気持ち良い布団の中でゴロゴロと。
その内意識がはっきりしてくると、腰にズーンと感じる鈍痛。


一概には言えませんが、腰痛の原因の一つに腎臓の炎症があります。
腎臓と言うのは、摂り過ぎた余分な塩分や糖分などを濾(こ)してろ過し、血を綺麗にしてくれる臓器です。だから、味の濃いものや食べ過ぎ、またお酒を飲んだりなんかすると腎臓の仕事は増え、負担がかかります。このゴールデンウィークで私、連日お食事もお酒もたんまりいただいていたから、腎臓も大忙し。

腎臓を休めるのには何よりも睡眠が大事なので、ぐっすりと寝てしまうのは必然だったのでしょう。

睡眠をしっかりと確保できたことで、私の体の自然治癒力にバチッとスイッチが入りました。
「この機会に悪いところ治してしまえーーー!!!」と体の中で小さな兵隊さんたちが大忙しに走り回って、悪い所を修復している感じで…

翌朝起きると腰の重いこと重いこと‥感覚はマッサージの後の揉み返しに近いです。

そして、腎臓を元気にするには歩くことが一番。
朝、皆で山の中を散歩。歩くほどに自然と腰の痛みも引いていきます。


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ここは原生林のまま…という訳ではありませんが杉林が広がり、今となっては手入れがされていない自然があらゆる場所で残っています。
師匠の木刀を借りて、朽ちた木を打ちながらの四股踏みで丹練。街のコンクリートジャングルの中で木刀を振るのとは何もかもが違う。

・・・自然に常にさらされていて、木刀を振り降ろす姿を常に誰かに見られているよう。息使いを聞かれているよう。
すっごく気持ちが良いけれど、それだけで疲れてしまう。なんとも普段には味わえない感覚。

そして、その後は枯れ木を集めて、火おこしの準備。
待ってましたのバーベキュー!!


お昼前から飲んじゃったりなんかして♪
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さっきまで「腎臓が‥」とか言っていたのは誰ですか、元気になったところですぐこれ。いや‥ほら‥やっぱりゴールデンウィークですから。
手ごねパンなんかも作っていただきました。何これ?!めちゃくちゃ美味しい!!

美味しくいただいたあとは、片付けをして引き立てのコーヒーでまったり。

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帰りの車では師匠が運転する後ろで、私またまた爆睡しておりました。。。



お陰様で体もすっきり、冬の体から一皮むけたようです。
自然の力を借りて、元気回復できるなんて本当に有難い。


大自然の力はすごい‥!!!

こういうときに感じます。私たち人間も自然の一部だと。



朽ちていく木があれば、新芽を芽吹かせる木々たちがある、時に風の影響を受けたり、雨の影響を受けたり…。
だから、私たちも自然の中に居たら影響を受けて、普段の生活の中では何とか気力で抑えていた体の不調が表面化するのでしょうね。


師匠が一言、

「やっぱり町育ちだね。自然の力への対抗力が無いな~。」

と。


はい、本当にそのようです。

この日は帰ってからも、ひたすらぐっすりと寝ました。わごいちの施術を受けた後のズシリと来る揉み返しに近い感じです。


にしても‥このダメージの受け方。ほんと、弱いなぁ‥。
すっごい疲労困憊。









お陰様で翌日からはめっちゃ元気です!
池田参尽
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by wago-ichi | 2017-05-09 10:22 | マイプライベート | Comments(0)

好きこそものの上手なれ



「好きこそものの上手なれ」


…と、いう言葉。

皆様もご存知かと思います。


けれど、なんだかなぁ。
大人になればなるほどこの言葉は、縁の遠ーいものとなる気がします。


このゴールデンウィークは、わごいちもゆっくりとお休みをいただきました。
せっかくいただいたのんびり時間なので、私はもうすぐ誕生日を迎える甥っ子のお祝いに、兄家族の所へ遊びに行きました。

甥っ子たちは、私の兄が父に進められたことをきっかけに空手を始めたように、見学に連れて行ってもらった道場の稽古を見て「やりたい」と言い、空手を始めました。



ちょうど私と母が会いに行った前日に、空手の試合があったという2人。


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誕生日を迎える3年生になる弟は、この日の試合は銅メダルを貰い表彰を受けたようす。

でも、「負けた。悔しい。」と言います。2年前に同じ大会で金メダルを貰い東京大会に出場することができた甥っ子は、今年も同じ結果を取れると思っていた所もあったようです。けれど、その難しさも知っている。知っているけれど、以前の自分の成績が指針となるので、銅メダルでは満足できなかったようです。


彼は、「空手が好きだ」と言います。


そして、負けたら「悔しい」と言います。


この3年生になる甥っ子は、父である兄が「お前にそっくり。笑」と言うくらい私によく似ているそうです。
食べ物は一番量が多いものを選ぶ、一番好きなものを最後に残す、したら駄目と言われることをやりたがる、すぐ調子に乗る、そして怒られる‥

甥っ子と一緒に過ごす度、私も自分の子供の頃を見ているようだと思いますが(食べ物に関しては子供の頃の話ですよー)、でも決定的に違う所があります。


空手が好き、負けたら悔しい。
…けれど、空手がとっても楽しいようです。


本当にこの子達には頭が上がらないです。なぜなら、甥っ子たちの「好き」には、いつも楽しいが全開している。

そんな風に自分の好きなことに取り組んでいただろうか、私は。あんな風に、見ている人を嬉しい気持ちにさせてしまうほど笑っていれただろうか。

好きで仕方なくて、先に体が動いてしまう。練習する必要があるから取り組むのではなく、楽しくて仕方がないから何度も繰り返し繰り返し取り組む、その中で体が出来上がっていく。
その結果、付く必要があるから筋肉が付き、無駄は削がれ体が締まる。

会う度に体が変わる。それが見て解る。成長を実感することが出来る。

そして体とともに、起こった出来事を通して心も成長していく。大会を重ね、悔しさを味わい、悔しさをバネにまた強くなる。過去の自分を越えようとすることを心底楽しみ、そして同じように強く成長する相手にこてんぱんにされ、それでも空手が好きだと笑う…


敵わないなあ~と思います。
すごいなぁと思います。


昔、師匠から「体つくりは心つくり、心つくりは技つくり。その繰り返しで技が磨かれていく。」と、そう教えてもらうことがありました。

それを頭でごちゃごちゃ考えるのではなく、日常の中で実行していくことがとても自然で、格好良いなぁと思いました。






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誕生日おめでとう。

カットされたケーキを「一番大きいやつ!!」と選び、上に乗っかるチョコレートのプレートを自分への特別なものだと嬉しそうに頬張る姿に、しっかりと子供を感じる…


けれど、あなたが当たり前にすることを、私は頭で先に考えて、結果を勝手に予想して、怖くなって足元が浮わつく、そして動けなくなる。頭で考えすぎて、始まりだったはずの「好き」という気持ちがわからなくなってしまう。





あなたを見習って、今一度思い出すね。

「好きこそものの上手なれ」と。



そして…



楽しいこそものの上手なれ!!








池田参尽
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by wago-ichi | 2017-05-08 10:35 | マイプライベート | Comments(0)

オールドパーと父



オールドパー。

昭和の時代に一世を風靡したウイスキー。

お酒が呑めなくても名前は知っている、という人も多いのではないでしょうか。

20年経った今なお人を惹きつける、かの総理大臣田中角栄も愛飲していたとのこと・・・



そのことを、師匠が貸してくれた一冊の本を通して知りました。

その本を読んでから師匠が、「田中角栄の人生の中でしきりにオールドパーが出てきて、晩年は一晩で瓶一本が空いたとか書いてあるからどんなお酒なのか、飲んでみたい!」と。


で・・・



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あったんです。うちに。


封を切られずに何年も蔵の中にしまわれ続けていたんです。

このオールドパー。

私の父が愛飲していた思い出のお酒…な訳ではございません。

父はお酒大好き!の大酒飲みでしたが、生涯通じて他に浮気することなく、ビールのみをカッパカッパと飲む人でした。

一度なぜビールなのかと聞いたら、「若い頃に日本酒やウイスキーで酔っ払ったら、その度に散々な目に合った。」と一言。何があったの(笑)お父さん。

でもビールなら、何杯でも!という人でした。人と一緒に飲むことが好きで、その場が楽しいと酒量が増える健全な呑み助でした。

植木職人だった父は、よくお客さんの庭の刈込みのついでと、壊れた柵を直したり、割れたコンクリートを塗り直したりと、何でも屋さんのようにすぐに引き受けて修理もしていました。もちろん修理のお代は頂きません。

そんな父へのお礼にと、「お酒がお好きだと聞いたから‥」と年代もののお酒をいただいたりすることもありました。

でも父はビールしか飲まないし、かといって私が飲んでしまうのも‥
何年もどうしたら一番良いのか、と迷っていたお酒。

人からの父への感謝を感じる大事なお酒だから、特別なものです。

けれどその当時、父のそういった人から感謝される姿を見ようともしなかった娘が、ろくに味も解らず飲むのは違うと思っていたから、亡くなってからもやっぱり飲めなかった。




今ようやく飲んでいただきたい人のもとへと、オールドパ―が旅立ちました。

オールドパーを愛した田中角栄は、演説をするとたくさんの人を魅了する方であったと聞きます。

父は、まったく違うタイプ。誰かの後ろでやんややんやと盛り上げるのが得意で、自分が人前に立って、目立って何かをすることが苦手な人だった。

でも、その役をどうしてもやらないといけない時は、ばっちり決めていた。

人前に立つ父の、緊張が伝わる震える声、額に浮かぶ汗。
でも、臆病じゃない。一つ一つに責任感と愛情を感じる振る舞い。

まれに見るその姿を、「かっこいいでしょう?私のお父さん!!」と、自慢したくなる父でした。


人前に立つと緊張して臆病になる私に、「ジャガイモとカボチャや思っといたらエエねん。ほんなら緊張もせえへんわ。」と、言って励ましてくれていました。

うふふ。お父さんが一番そう思えなかったくせに‥


今、私は仕事を通じて人前に立って話す機会があります。
けれど、何度やっても慣れません。


そんな私は、亡くなる数日前に父が何度も口にしていた「原点に還って・・・」と、思うように動けなくなった自分にカツを入れる為の言葉は、私の足をしっかりと地に着けさせてくれました。

そして、原点に還ったらとってもシンプルに、私が今やるべきことが見えてきました。

緊張とか、どう見られているかとか、そんな自分の事よりちゃんと皆さんに知って欲しいことがある。

じっと私を見て話を聞こうと耳を傾けてくれている人は、ジャガイモじゃない!カボチャじゃない!!


‥だから伝えたい事があるのです。




父の事を何にも知らなかった。
34年一緒に居て、ちゃんと父を知ろうとしたのは、亡くなる5年ほど前だけ。

私は父の何も解っていないと、師匠が教えてくれた。
私の父は尊敬できる人だと紙鳶さんが教えてくれた。

もうこの世に居ないと実感していた父のことを、この頃は家に帰ったら「おかえりー。」と笑ってるんじゃないかと思うほど、確かな父の存在を感じています。

そのことを師匠に話すと、「仁勝お父さんが君の事守ってくれてるんだよ。」と教えてくれました。

弟子入りしていなかったら、私は父の死後をただ後悔だけで過ごしていただろう。

父の温かさを感じ、「父に守られている」感覚を、こうして今も身近に感じ幸福になることなどなかっただろう。


お父さん、愛しています。感謝しています。


そう言える父との今の時間をいただき、本当にありがとうございます。
良かったら、飲んでみたいと言っておられたオールドパーを飲んでみて下さい、師匠。







そして、このブログを応援していただいてる皆さんのお父さんがご健在なら、偉そうに言える私ではありませんが、ちょっといつもと違う心持ちで、

「お父さん、一緒に飲もうよ?」

なんて言って、お酒でもお茶でも飲みながらお父さんと話をしませんか。













池田参尽
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by wago-ichi | 2017-05-04 10:42 | マイプライベート | Comments(0)

職人人生55年



一人の美容師さんが、半世紀続けてこられた職人人生の幕を降ろされます。

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私を育ててくれた商店街の中にその美容院はあります。

オーナーはノース先生。
ご自分のお店を持って53年。修行時代を含めると55年の美容人生だったそうです。

世の中で、美容業界が注目を浴びる時代を作った先駆者であります。

ノース先生の時代は、今とは違って美容院で働きながら修行を経て、国家資格を取るというものでした。ノース先生も免許を取り独立開業し、経営をしながら今度は国家試験の審査員として借り出されていた、とおっしゃいました。



ノース先生たちが、自分の後に続く美容師を沢山社会へと出して行きました。

それでも、ノース先生はこう言われます。
「悔いはない美容人生だったけれど、唯一“跡取り”は残されへんかったなぁ。」と。

“跡取り”と言っても、実の子供が美容師にならなかったことを悔いているのではなく、ご自身の55年の人生で培った美容の技術を残せなかったことをおっしゃっているのだと思いました。



美容技術も、時代とともに必要とされなくなったものがあります。日本髪を結える美容師さんは、ほぼいらっしゃらないでしょうし、もっと身近な事で言えばパーマを当てられる美容師さんも少なくなっているそうです。

パーマをあてることにも技術は必要です、何より経験がモノを言うのがお薬の選定。修行時代に先輩の下に付きながら、液の特性や髪質による使い分けを覚えて行くのです。

実は、私も美容師免許を持っていますが、パーマの技術は専門学校の2年間だけではとても学べるものではないことを痛いほど知っています。


それでも美容師免許を持てば、開業出来る今の時代…。
いざ実践でパーマを使えなくても、コテやヘアアイロンでカバーできるので、一層パーマは必要ではなくなります。


けれど、それは「修行を積んで技術を覚える」という技術の伝承が必要なくなったと言うことです。
世に数えきれないほど美容室はあるけれど、パーマひとつとっても技術が廃れていっている美容界の現実。


だから、ノース先生のように素晴らしい技術を持っている方ほど、その技術を残せず廃れていく姿を見るのは、「何か使命を果たしきれなかったんじゃないか」と、悔いが残るのかも知れません。


職人人生55年。


「仕舞い支度の方がエネルギーが居るなぁ…、始める方がずっと楽。大変でも未来があるから。今はエネルギー使っても何も生み出さんもんなー。」

と、最後の日が近づく中、何十年と通ってくれているお客さんたちに「長いこと有り難うございました。」と言って泣かれる、とおっしゃいました。



職人として歩み半世紀。
ずっと先を歩いておられる先輩でした。

私はこの職人人生を終えるとき、どんな顔をしているのだろう…。
まだ片足つっこんだだけの10年の私に、

「なーにを仕舞いのこと考えてんの!まだまだこれからやろ。」

と、“かっかっかっ”と笑う姿は、凛として本当に格好よかったです。





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池田参尽
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by wago-ichi | 2017-04-18 10:51 | マイプライベート | Comments(0)

家族と食卓


大好きなお兄ちゃんが帰ってくる!



お気付きの方も多いかと思いますが私、ブラコンです。

兄とは、今年で兄妹として過ごしていた年数より、兄が家を出てから離れて暮らす年数の方が長くなります。
それでも帰ってきたら「ただいま。」とわが家に入る兄が大好きです。


兄は奥さんを迎え、自分の家庭を持ち、可愛くて仕方ない甥っ子たちに出会わせてくれました。


そして、池田の姓は継がれました。
子どもたちの誕生は、私たちの父が人生で「悔いがない」と言えた大きな出来事でした。


甥っ子たちが少しずつ大きくなり、色んな事に分別がつく頃、「まいちゃんて格好いいな。」と言われる人間に、私はなっているだろうか。。。

そんな風に感じてくれるように、自分の背中を見せたかったとは、自分でも近ごろ 初めて知りました。




そんな今日は久しぶりに、帰ってきた兄と家族水入らず。

いつもは「何作ろ~」と悩む母も、久しぶりに息子に食べさせる献立にあれこれ準備していました。

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「熱いうちに…」と出来立てを食べさせたがった母は、子供の頃はいつも食卓に座らず忙しく動いていました。


 
そして父は居ないけれど、父の席はみんなが見える真ん中で、今も健在です。


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いつもよりちょっと豪勢な食事。
いつもより、お酒も増えて…



家族との食卓を堪能しました。





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by wago-ichi | 2017-04-16 17:48 | マイプライベート | Comments(0)

人生で出会った名医


生きていく中で"感性"というものはあらゆるところで養われることと思います。


今日は、今の私に大きく影響を下さった一人の方のお話をしたいと思います。
少し長くなりますが、お付き合いくださいましたら幸いです。

それはある「名医」さんとの出会い。この先生に心底感謝しています。

その人は、私の育った商店街を抜けたところにある「匡行医院」という診療所にいらっしゃいました。
いわゆる町医者と言われる病院の先生です。

まだまだ小さかった私が熱を出し、母が匡行先生のところを訪ね診てもらったところ、聴診器を当てて「この子心臓に雑音があるね。綺麗な雑音だけれど。」と言い当てたことをきっかけに、母は先生を信用し、私や兄に何かあればここにお世話になるようになりました。

窓口には薬剤師兼受付をされる母ぐらいの歳の優しい女性が座っていて、木箱を引いて薬を調合し、紙に包んで渡してくれる姿を見ているのが大好きでした。

子供だった私は、その姿を見たいのと、薬を飲むことが何か特別なことをしてもらっているようで、薬を処方されたがったのですが、「これぐらいやったら、寝てたら治る。」と無駄に薬を出すことをしない先生でした。


私が中学生の時に、昼ぐらいからおなかの中にガスが溜まりはじめ、放課後には痛くて痛くてしゃがみ込むほどになり、匡行先生のところを訪れました。

先生はいつもまず状態を聞き、聴診器を当て、舌・喉の確認をし、そこから痛みを訴える部分を触って触診します。

この日も、「おなかが痛い」という私に、ベットに横にならせておなかを数か所押さえてどこが痛いか確認し、そして「盲腸やね。」と言いました。

私が中学生の頃、『盲腸=切って取る』ということが多く、周りで「手術をした」と聞くことも度々あったので、私はおなかを切らないといけないんじゃないか‥と恐さでいっぱいでした。
すると、匡行先生は「今晩はお薬で様子を見てみましょう。上手く薬で散らせたらいいんだけどね。」とご判断下さり、私はドキドキしてその夜を過ごしましたが、翌日にはおなかの痛みも引き無事に薬で散らすことができました。

手術をしないで済んだこの時の出来事を、私は本当に感謝し、そして匡行先生の事をとても信頼するようになりました。

まず話を聞き、胸と背中に聴診器を当て、「痛い」という部分を触れて確認する。
今の世の中では珍しくなったと聞く「触診」を徹底される先生であった事が、後の私の体との向き合い方に影響しているんじゃないかと思うことがあります。

今、私はこうして整体という仕事をしていますが、子供の頃に"風邪を引いた"、"頭が痛い"など、何かある度に薬を服用することが当たり前だったら‥。
「お薬飲まずに症状を出し切りましょう。しんどいけれど乗り越えられたら、その分体が強くなりますよ。」という事をおなかを触っている皆さんに、自信を持っては言えなかったと思います。


私が一度家を出て、大阪を離れていた20歳の時に「匡行医院」は閉められました。恐らく、その当時で年齢は80歳近くになられていたと思います。

匡行医院があった場所は今ではスーパーの駐車場になっています。


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わごいちへ通院されている多くの方が、

「薬を飲み始めると、その副作用を抑えるのにまた別の薬を飲まないといけなくなり、どんどん薬が増えてどうしていいか分かりませんでした。」
「お薬を止めれるなんて信じられませんでした。けれど止めれてよかった、飲まなくなって本当に楽になりました。」

と、おっしゃいます。


お薬の全てを否定するつもりはありません。どうしてもお薬を選択することが必要なこともあると思います。
けれど、自分自身の治癒力を信じてお薬に頼ることなく改善されるならば、それが何よりなのではないかと思います。

そう思える感性を養ってくれたのは、匡行先生のお陰だと思うから、人生でこの「名医」の先生と出会えたことに、私は心底感謝しています。

本当に無駄なく要点を抑え、的確に、患者と向き合う先生でした。
だから一見近寄りがたく怖かったけれど、実はユーモアもお持ちでクスッとなる笑いをくれました。

万年筆にインクを付けて、ササッとドイツ語で書かれるカルテも、机の上に山積みにされている色んな本も、懐かしい記憶となって思い出されます。

今、匡行先生がまだ元気でいらっしゃるのか、どうされているのかは解りません。知る由もありません。

けれど、時々こうして思い出し無性にお会いしたくなることがあります。
会ってお礼を言う事は、叶わないけれど‥




本当にありがとうございます。










池田参尽
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by wago-ichi | 2017-04-13 10:44 | マイプライベート | Comments(0)


 大阪は本町、わごいちでは整体師として、千照館では指導員として務める日々を綴る、公式ブログです。
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