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竹熊先生に会いに -養生伝承館-

今、大好きに、大好きになったばかりの土地、熊本で大変なことが起きている。


阪神淡路大震災と同じ規模の大地震。
最高震度は7。

そして今なお続く震度5レベルの余震。


遠く離れたこの大阪でも、さっきしばらくの時間地震で揺れた。
家のきしんだ音がした。

あのとき、フェリーでゆられた夜を思い出す程度の揺れだった。


そのすぐ後に速報が流れた。
「震度5 熊本県」

あの、水俣の海はどうなっているだろうか。
水俣の嘆きを封じ込めたエコパークは、大地の怒りに耐えているだろうか。




竹熊先生を訪れたレポートを書いていた。

子どもたちの命をつないでいく大地を想い、82歳の今も白衣を着て、みんなの前に立ち、いのちの大切さを伝え続けている人がこの時代にいることを。
この熊本の土地に、竹熊宜孝先生という素晴らしい先生がいらっしゃることを。



何もできない自分の無力を認めます。
この竹熊先生のことを、養生伝承館のことを、守るべき未来につながる命を思い、今あえて伝えることをさせて下さい。


どうか皆様、ご無事でいらっしゃいますように。
祈ることしかできませんが、どうか早く一刻でも早く地震が治まり皆様が安心できますように。










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そこは養生園から車で10分ほど走ったところにあります。



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広がる農場。

ここで、「土から学べ」と竹熊先生がみんなにいのちを勉強しようと大切に育んでいらっしゃる農場です。
たくさんのお野菜のいのちが、農薬・化学肥料を使わず落ち葉などを燃やし灰にしたものを鋤き込んで作られた土の中で育まれています。


30年続けられてきた有機栽培のお野菜作り。
なぜ、"有機"でないといけないのか。


ここに竹熊先生の想いがあります。



ご自身の弟さんが農薬中毒で倒れられたこと、竹熊先生が医者を志すきっかけになった事件でもあります。
子どもの頃から百姓をやり、兄弟みんなで家の手伝いで畑をしていたときに弟さんが倒れられたそうです。

戦後、農業近代化によって作物を作るのに大量の農薬を散布するようになっていて、その農薬が原因であったと。
弟さんは命はとりとめられました、がその出来事が今後の竹熊先生の医者人生をスタートさせ、農薬を使わない畑づくりへと繋がります。


「いのちを養うのに、口かから入れるものが毒であってはいけない。」


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と、養生説法の中でお話下さいました。


他にも、わごいちで言うことと同じように、
「お砂糖は毒」「食べ過ぎはよくない」「玄米がいいよ」と言われます。

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医療の現場でずっとお仕事をされてこられた医者でありながら、このようなことを言われる先生は、今の世にあとどれだけいらっしゃるでしょうか。

医者でありながら竹熊先生は堂々と、「病気を治すのは医者ではなくその人の体が治している。病気にかからないようにするにはどうしたらいいか。」と言うことをお話されます。


そのお話を聞きに海外からいらっしゃる方も多いとのことで、壁に掛けられた訪れた人の出身地を指すマチ針は九州だけでも相当な数が打たれていました。


ご自身の生き方を通して人に、いのちを養う大切さを伝え続けて来られた竹熊先生ですが、医者仲間からも変人扱いを受けたり、自販機の大手企業の圧力を受けたりと、これまでもきっと相当な苦労をされてきたことと思います。

数十年前も今の世の中も、そう変わらず養生法のお考えを伝えていくことは本当に難しいと思います。
でもこのままでは壊れ続けてしまう、失われ続けてしまうものがある。

多くの情報に流され、自ら病気を作り、薬が蔓延し、農薬漬けのお野菜、食品添加物や砂糖漬けの食べ物を食べる、ときには自ら選んで食べる。あまりにも大きな波で世の中が流され続けているから、今までもずっと警笛を鳴らしてこられました。

その犠牲になる子どもたちを心配し、愛してこられました。

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私たち大人には病を通して、ときに笑いありの説法をし、子どもたちにはいのちを通してお話をし、純粋に期待をされている。


はじめてお会い出来た竹熊先生はそんな方でした。



お会いして、より大好きになりました。
改めて大人になった自分に、大人としての役割を問うてくださいました。




その後にいただいた奥様・千栄子さん手作りのお味噌汁は、

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私のいのちの一部になり、勇気をくれています。




養生説法が終わった後に、「他の土地で行う講演会に必ず持っていくものです。」と年季の入った鞄の中から資料を見せて下さいました。


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「これ、良く見るでしょ。こんなの飲んでちゃ病気になるよ、と言って見せるんです。」

取り出されたのはビニール製の長細い筒の中にカラフルな色した液体が入っていました。
駄菓子屋さんで昔から20円ほどで売っているジュースです。

私も小さいとき、何十本と飲んできました。
飲んでいた子どもの私は、自分の体にとって毒になると知らずに、体にダメなものがこの世にあるなんて思わずに。


あるがままを当たり前に、これが世界であると新しいいのちは育まれていきます。
私たち大人が何かがおかしいと立ち止まって変えていくことでしか子どもたちの未来は守れません。

これまで、竹熊先生が気付き伝え続けてきても尚、大きな波は変わらず、ゆっくり‥ゆっくりと世の中は壊れていっています。


思考を停止し、自分が可愛い、他人は他人、私には関係ない。


それでは、子どもたちが安心して暮らせる平和な世の中には絶対にならない。

だから、竹熊先生は伝え続けられます。
あきらめては、子どもたちの未来を閉ざすことになるから。


誰だって簡単に変わらない。大きな波の中で立ち上がるのは難しい。

けれど、あきらめないで勇気を出して立ち上がってみませんか。


そしたら同じように立ち上がって何とかしたいと思っている人たちと手を取り合えると思います。

手を取り合えたら、大きな波に流されない強さが必ず増すから。

それぞれ一人一人が足元を強くしたら、強さはより増すから。




まず、聞いてみて欲しいのです。


「私は、私の行きたい本当の道を進んでいる?」


と自分に。









この度、院長のおっしゃった旅の目的である"養生の法を探る"ということ。

私が見つけたことは、いのちある限り探り続けること、問い続けること。
そのいのちを大切にする為に自分のすべきことから目を逸らさないこと。

自分のすべきことは何か、常に問い続けること。

その判断を間違わないよう自分の真ん中にあるおなかを元気にしておくこと、です。



池田参尽





★近日の講演会情報★

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平成28年/ 4月/ 24日 (日) 14:00開演


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お申込・詳細はPeatixにて公開しております。
チケット残数に関してのリアルタイムの情報はtwitter「おなか元気サミット」にてお知らせしています。

※整体施術付きのチケットは売り切れとなりましたこと、ご了承くださいませ。
 
チケット残り4枚です!(4/16現在)











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by wago-ichi | 2016-04-16 15:26 | マイプライベート

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