ガングリオンの対処法



「ガングリオン」というものをご存知でしょうか。



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出典en.wikipedia.org

試しにお馴染みwikipediaを見てみると「ガングリオンとは手足など関節にできる腫瘍」であり、関節を動かし過ぎることで負荷がかかり、ゼリー状のこぶの固まりが出来るようだがはっきりした原因は解らない、ということ。



先日も施術に来た若い女性なのですが、「何か(体に起こっていることで)気になることありますか。」と尋ねると、


「右の膝のところにガングリオンが出来てしまってスパイラルテープを貼っているんです。」

とのことで、ガングリオンが出来ている部分に網目状のテープが張ってありました。
ちなみにスパイラルテープはご自身で貼られたそうで、『神経に働きかけカラダのバランスを調整することで、人体の気流を整え自然治癒力を高める』ものだと謳われているテープです。



実際に触ってみると、ガングリオンが出来ている膝周りが硬い硬い!
20代の女性なのですが、お肉の弾力がなく癒着してカチカチに固まっています。

膝は柔軟に動けるように骨・腱・筋肉・血管が絡み合うように複雑な構造をしているのですが、膝裏のとくに筋肉が薄い部分でもスッとは指が入らないぐらいカチカチに固まっています。

これは少々テープを貼ったからと言ってどうにかなるもんじゃないな‥と思う状態。

あまり歩く習慣がなかったようで、しゃがむこともあまりなかったとのこと。"関節を動かし過ぎて"というよりは、動かさなさ過ぎて、何かの拍子に膝に負荷がかかり、ガングリオンができてしまったのでしょう。

この女性の膝付近にできたガングリオンを触ってみると、硬化しておらずまだ柔らかいので、すぐに流れてくれそうだと思い、腱や血管、薄い筋肉が癒着して硬くなっている膝周辺を丁寧にほぐし、癒着を剥がすことでガングリオンの中のゼリー状の体液が流れていくよう道筋を作っていきました。


ちゃんと道筋さえ出来れば、あとは勝手に体が治していくものです。


「これで、様子を見てみて下さい。けれど、膝関節は使わなさ過ぎてかなりカチカチに硬まっているから、しっかり歩いて自分で必要なところに血液を巡らしてあげてね。その方がテープを貼るより数倍、体の治癒力が高まるはずだから。」


と伝えました。



後日、次の施術に来られた際に聴いてみると、

「ほとんど(ガングリオン)無くなりました!」と言うことで一安心。


今回は比較的軽い程度だったので、一回でもかなり効果がありましたが、度合いによってはすぐには無くならないものもあります。また、世間の治療法では注射器で患部のゼリー状のものを抜いてしまうというという方法もあるようですが、またしばらく経つと同じような所にできてしまう事も多いそうです。




わごいちでは、以下のように考えています。

関節部は、様々な動きに対応できるように筋肉が薄く、その分骨の周りを腱がしっかりと繋いでいます。硬い骨と骨とがガツンとぶつかって傷ついてしまわないよう、骨の周りを潤滑油となるゼリー状の体液で保護しています。
この関節が普段からあまり動かすことがなかったり、過剰に使い過ぎてしまった場合に、負荷がかかり過ぎて体が上手く対応できず、潤滑油となる体液がピュッとはみ出てしまう。

ですので、硬くなった関節をもう一度柔軟に使えるように、癒着して固まってしまっている部分やつまりを取り、元気な血液を流して古くなってサビ付いているところをしっかり体が修復できるように、ほぐして揉んで調整していく。




せっかくほぐしても動かさないとまた固まってしまうので、普段から関節を柔軟に使えるように、体を動かすことがやっぱり大切です。




今、自分の体に本当に必要なことはテープなのか、注射なのか、それとも体を動かすことなのか、その答えは体がちゃんと知っているはずなのです。


















池田参尽
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by wago-ichi | 2016-09-02 16:21 | 症例・筋骨格系 | Comments(0)

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