今読む一冊の本

私の父は、末期がんでした。


肺癌です。


「お迎えが来たら、しがみつかんとお父さんは行くで。」

と、抗がん剤治療を一切断った父。



最後は痛み止めだけを飲んでいた。

とても強い人で、辛抱強く、痛いと一度も言わなかった。

ただ、痛み止めを服用する量が、どんどん増えて行くのに、痛みは日に日に増して行くことを思いました。



抗がん剤治療がどういうものなのか、私はわかりません。


まして癌がどういうものなのか。。。



わかりません。



そばで父の姿を見ていても、父の死を見てもわからない。



今、師匠から一冊の本を借りて、読み始めています。






父が受けなかった抗がん剤治療。


「きつい副作用の出る抗がん剤してまで、生にしがみついていたくないんや。」


と言った父。


寝ている間はよく夢を見ていた父、一度も行ったことがない、海外旅行も夢ではしょっちゅう行っていました。
朝から、「こんな夢見たわ!飛行機操縦しててな…」と、見た夢の冒険活劇を話していました。


その父が、日に日に思うように動けなくなる自分の体に、一度だけ、

「真由美、夢でなお父さんの体の中の元気な細胞を、癌細胞が食っていきよるねん。そのうちな、お父さんの皮膚まで食うて、体が無くなっていくねん。怖かったぞ…。」


そう恐怖を口にしました。

後にも先にも、この一度だけです。


その、恐怖を私は知らない。



毎日一緒に居て、癌細胞と戦わず攻めず、必死に向き合おうとしていた父を感じる瞬間がありました。



もうすぐ、父が亡くなってから一年が経ちます。




時だけは経ち、癌はやっぱり難しい。









池田参尽
wago-ichi◆excite.co.jp(ファンメール送り先)
※◆を@に変換して送信下さい。

<私たちの活動 ↓↓↓クリック↓↓↓>
◆整体院「わごいち」
◆腹育道場「千照館」
◆FB「お腹元気サミット」

[PR]
by wago-ichi | 2016-12-08 17:10 | わごいちの日常 | Comments(0)

女性おなか揉み整体師が考える、おなか想いのレシピ。などなど。


by wago-ichi
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31