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母と私の関係(ファッション・ビューティー部門)


私は、母は「母」という存在だと、もう長い間思っていました。

「母」だから、一人の人としての葛藤があったり、悩みがあったり、投げやりになったりすることはあってはいけないと、随分理想を押し付けながら、自分は「子ども」で居たと思います。



だから、今、「独立」ということに難しさを感じています。

心的に。

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先日、母の65歳の誕生日でした。


ちょっと良いお店でお祝いし、普段はお目にかかることのない食材が、綺麗な姿をしているお料理を、一緒に美味しいといただきながら、ゆっくりと過ごしました。

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白子と牡蠣のペペロンチーノなんかもいただいちゃったり‥
(むっちゃ美味しい‥。)


もし私が結婚をしていて、とうに親元から離れていたら、母親も独立した一人の女性として私を見ることが出来るし、自然とそれぞれにお互いを自立した人間であると思い接し合えていたのだと思います。

でも、なんせそのタイミングを逃しているもんだから‥(笑)
お互いが、「母」と「子ども」として、今も依存しているように感じることがあります。


母が、父が亡くなった後、看病疲れで寝込んでしまった時に、私が勝手に母は誰かが支えていないと倒れるんじゃないか、誰かが付いていないとこのまま弱っていくんじゃないか、私が居ないと笑えなくなるんじゃないか‥と、母を勝手に「弱い人」にしてしまいそうになっていました。



つい先日、千照館の稽古の後に一緒に歩く帰り道に私が「独立」の難しさをポロっと話したときに紙鳶さんが、「お母様は思っておられるよりも、しっかり自立なさった方ですよ。」と言葉をくださいました。
私は紙鳶さんの感覚を信用しています。その場で格好を付けて言葉を吐く人ではないことを知っているから。本当に、そう思わないと口にしないことを知っているから、普段の仕事を通して。

そして、人を表面だけで判断せずに、本質を感じようとじっくり時間をかけて関係性を作られる人だと、そう感じています。

だから、紙鳶さんからそう言葉をいただき、嬉しかったです。

母はしっかりと、今の一人の人間としての自分の人生を進んでいるんだと思えたから。

強い人ではあると思っていたけれど、それは「母」として強く在れるんだと、母を色眼鏡で見ていたんだと思いました。



母は格好いいです。
父が亡くなった今も、父の仏前に毎朝欠かさず手を合わしている姿を見て、その背筋の伸びた後姿を格好いいなあと思います。

今でも、人から父の話をされると涙を浮かべているけれど、鼻が赤くなるけれど、亡くなった父の思い出にすがる事はない。


昨日、お祝いの席で、65歳になった母の抱負は?と聞くと、

「めいっぱい楽しむ!」

と、答えが帰ってきました。

「お兄ちゃんもあんたも手が離れて、お父さんも居らんようになったから、のびのび行くわ。」

と、言っていました。


母はとっくに自力する準備をしていたんです。

私が勝手に、「母」という存在として、いつまでもいつまでも、引きずっていたようです。
私が巣立ててなかった。

「子ども」扱いをさせるのは、私がそうさせるような態度をしてしまっているから。

無意識であっても、その甘えは互いの「独立」を邪魔します。

女同士ですから、甘えは通用しません。その一瞬が、また関係を崩してしまう。

一緒に住んでいるけれど、それぞれに「独立」して、それぞれの人生を生きる。

“支え”と“依存”は違うということ。

家族は勝手に、家族になるんではないんですね。



たとえ、本当の家族であっても。










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池田参尽
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by wago-ichi | 2017-01-12 10:29 | マイプライベート

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