一流を目指すなら塩加減
2017年 07月 31日
「例えば料理人なら、一流は何が違うのかな??」と師匠。
例の如く、突然の質問に「うーん‥」とそれぞれに頭を絞る私たち。
私は「"美味しい"というお客さんの顔の表情を見ているかどうか‥?」とか、そんなことを答えた気がします。
けれど、
「別に一流じゃなくても‥むしろ一流じゃない料理人だからこそ、自信が無いからお客さんの表情はよく見てるんじゃないかな。」
と、言う事は顔を見なくても絶対の自信が持てるものがある‥ということになります。
それが何か‥
ナニ‥
何だ??!!
(皆さんも一緒に考えてみましょう。)
ヒントです。
石田さんのお母様の畑から届いたジャガイモでローストポテトを。
味付けは「これ」だけでとっても美味しい‥、ただその加減を間違うとこの掘りたてのジャガイモの美味しさを奪ってしまいます。
そうです、答えは・・
塩加減。
「この塩加減をビシッと決められるかどうかが、一流か二流の分かれ目なんじゃないかな。」
と、師匠は言われました。
「塩加減が決まれば、ジャガイモはそれだけで最高の味になる。ケチャップもカレー粉も必要ない。」
‥と、その素材によって、最上の塩加減をこれだと決められるのが一流の料理人の仕事なんじゃないかな、と続けられました。
私の答えの「お客さんの顔の表情」を見ていても、好みは人それぞれ。"美味しい"という顔をする人もいれば、無反応の人もいるだろうし、時にまずいという顔をする人もいる。
100人中98人が"美味しい"という顔をしてくれたから「一流」とは確かにならないな‥。その方法では、自分を認めてくれる人の数で決まってしまうことになるし、人の評価でブレるものが「一流」と、いうのは確かに違うなぁ。
そうなると好みの問題になってしまうし。。。
「一流」の定義は、好き嫌いでブレるものではきっとないのでしょう。
師匠は、こう言いました。
「相手の体がどんな状態で、どんな精神状態だったとしても、その奥の体の芯の状態を捕らえ、加減を見極めること。それに尽きるね。」
・・・整体も同じだ、と。
何気ない瞬間に修行の場があります。
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池田参尽
by wago-ichi
| 2017-07-31 15:55
| 師匠・弟子