お客様との和合一致
2017年 10月 09日
先日のこと。
「本当にすいませんでした。こちらの都合とは言え、急なキャンセルをしてしまい…」
そう言って、身内にご不幸があられたその方は、こちらの品をお渡し下さいました。
「本当にすいませんでした。こちらの都合とは言え、急なキャンセルをしてしまい…」
そう言って、身内にご不幸があられたその方は、こちらの品をお渡し下さいました。
「ご予約はお客様と私たちとのお約束」
こうして、私たちとのご関係を大切にお考えくださる方々と一緒に、わごいちはもう十数年の時を歩んできました。
変わり続けていくわごいちと、変わっていく皆様のおなか。
けれど変わらず守られるご予約、「また来月もよろしくお願いします。」そう言ってお帰りの際に来月の御予約を取っていかれます。
これは、今の時代には決して当たり前ではないことだと改めて感じています。
世の中にはたくさんの整体院があります。
クイックマッサージやエステ、美容室もそうです。便利にネットでさっと予約が取れる、けれど自分の都合が合わなくなるとすぐキャンセル。
そこにネットの向こう側の人の顔は見えません。
私はわごいちに来たばかりの頃、わごいちの在り方が、お客さまとの関わり方が、これまでの私の触れて来たものとあまりに違い過ぎて驚きの連続でした。
けれど、「来月のこの日にお願いします」と予約を取られ、またそのお約束の日にお顔を見せて下さる‥、その繰り返しの中に信頼関係が生まれるのでしょう。
信頼し合う心は、施術をより良いものに変えていくことがあると感じます。
相手に体をあずけ、またそうしてすべてを受け入れ頼りにして下さっている‥、その心持ちでいらっしゃるおなかは、とても柔らかく触りやすいのです。
そうしたおなかを見せて下さると施術を行う側の私たちは、「よし!!」と一層の力が湧きます。
師匠は言います。
「“文化とは習慣”だと最近思ったんだよ。だから、毎日毎日続けていくことが、そうした積み重ねが文化を創っていくんだよ。」
毎月通う皆様によって、「ご予約はお客様と私たちとのお約束」という事が、こうして"わごいちの文化"として築かれていく。
この"わごいちの文化"に触れたばかりの方の中には、この在り方に馴染まない方もいらっしゃるかも知れません。
けれど、わごいちの空間でこれまでご関係を繋いで来た方々から聞こえてくる応対などに、わごいちの在り方を感じ、少しづつ「和合一致」されていきます。
私もまだまだ、勉強させていただきたい文化です。
どうぞ、これからも宜しくお願い致します。
池田参尽
by wago-ichi
| 2017-10-09 10:35
| わごいちのお客さま