静止しているか動いているか
2017年 05月 19日
今、丹足教本づくりに携わっております。
丹足の大事な基礎を詰め込んだメソッド本になると思います。
初級編として作っている今回の教本の中に、丹練のことも入れよう、ということになりイラストを追加で描かせていただいているのですが・・・
動きを描くのは本当に難しいです。
イラストの下書きを見た師匠が、
「写真を見て描くから、静止しているんだよね。動きが欲しい、動きが。」
と、言われました。
はい、本当に言われる通りです。
写真はあくまで動きの参考に見ながら、頭の中での映像を描くのですが、その頭の中の映像は常に写真1枚1枚を切り出すようにして描いていました。
動きの中でとらえるのではなく‥。
そういえば、子供の頃から、写生はあまり得意ではなかったなぁ。
写真を見て描くなど、“模写”と言われるものは結構得意だったのですが、動きを捉えるのが苦手。
小学校の頃に写生会に行って、動き回る動物を描くのには時間がかかっていました。描きはじめの体勢になってくれるまで続きが描けない、そんな事をしていましたね…。
彫刻など実物を見て描くのも苦手でした。
光は時間毎に影の作り方を変えて行くので、「さっきと違う…」と刻一刻と姿を変える陰影にどう手を付けたら良いのか、と筆が止まります…。
絵を描く私にとって、動きは煩わしいものであったように思います。
けれど、それでは絵に「生」がこもらない。
…と言うことも解るから、その「生」を描きたい気持ちと実力の足らなさに、もどかしい思いをしました。
たまに行く美術館で、「生」や「動き」を感じる絵にであうと、すこい!すごい!!と感動し、どうしたらこんな風に描くことができるんだろう…と感動していました。
そうかぁ。。。
動きを捉えるということが感性の中に無かったかも知れない。
これからは、「静」ではなく、「生」を伝えられるようにしよう。
伝えたいものは、綺麗に止まっている静かなものじゃなくて、血が流れ生きている生々しい命だから。
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◆整体院「わごいち」
◆FB「お腹元気サミット」
写真を見て描くなど、“模写”と言われるものは結構得意だったのですが、動きを捉えるのが苦手。
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彫刻など実物を見て描くのも苦手でした。
光は時間毎に影の作り方を変えて行くので、「さっきと違う…」と刻一刻と姿を変える陰影にどう手を付けたら良いのか、と筆が止まります…。
絵を描く私にとって、動きは煩わしいものであったように思います。
けれど、それでは絵に「生」がこもらない。
…と言うことも解るから、その「生」を描きたい気持ちと実力の足らなさに、もどかしい思いをしました。
たまに行く美術館で、「生」や「動き」を感じる絵にであうと、すこい!すごい!!と感動し、どうしたらこんな風に描くことができるんだろう…と感動していました。
そうかぁ。。。
動きを捉えるということが感性の中に無かったかも知れない。
これからは、「静」ではなく、「生」を伝えられるようにしよう。
伝えたいものは、綺麗に止まっている静かなものじゃなくて、血が流れ生きている生々しい命だから。
池田参尽
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by wago-ichi
| 2017-05-19 13:52
| 千照館・丹足